真夏の帰り道 駄菓子屋のラムネは売り切れで
クーラーボックスの中には暑苦しい色の飴がひとつ
ひどく場違いで滑稽で
思わず笑うと店のおばちゃんに持ってってもいいと言われた

茹だるような暑さなのに 空はキンキンに冷えたラムネ色
ご丁寧に泡まで吹き出していて

着色料の味を感じながら
懐かしい都会の夏を思い出した






大好きな友達にあげた絵です